Rift Rivalsで見る新エイトロックスの世界的評価
初めて8.13で行われた競技シーン、「Rift Rivals」にて同パッチでリワークされたエイトロックスがピックされ始めました。リワーク直後のエイトロックスはプロの間でどのような評価が下されているのでしょうか?
全体
7月12日現在でのエイトロックスでの評価はこのようになっています。勝率が75%ととても高く、特に5大リーグのNAvsEUでは大会通しで全ての試合(そして全てどちらかのチームが必ずファーストピック)で、LCKvs LPLvsLMSではファイナル全ての試合でエイトロックスがPick or BANになる程強いとの評価が下されています。また、主にトップレーンで使われてはいましたが、ウェーブクリア能力が高いことからミッドレーンでも運用がされていました。
なぜこれほどまでにエイトロックスが使われているか
リワークされた新エイトロックスは元々パッシブの回復効果の低下がとても強い為、サステインでタンクを行うドクター・ムンドには殴り合いがとても強いものでした。それに加えて
- 2回にかけて行われたバランスアップデートにより体力やQのダメージと射程、EのサステインやAAタイマーの解消等のバフで殴り合いが強い
- Qの剣先に当てると相手がノックアップする為、キーストーン「彗星」でのポークがとても強い→短射程スキルの多いダリウスに強い
- またEのブリンクがある為相手に剣先を当てるのが容易+Eを使うことでADが上がる為ダメージが上昇
- 1発目のQを撃ち終えた後は2発目/3発目のQをウェーブクリアに使いミニオンを押し付けることでQがクールダウン中に殴りに行きづらい/ガンクを合わせられない
- Wのスロー、引き寄せ能力によりフラッシュなどのブリンクを切らざるを得ない状況が出来る
- アルティメットの蘇生能力で容易にタワーダイブが可能
これらの要素により、序盤から1vs1が強くなっていました。その証拠に、15分までにCS差を10、15分までのゴールドの差額が+約500Gとファーストブラッド分でも100G余る額をつけています。この序盤の強さが現在の試合時間が短いメタにとてもマッチしているため、エイトロックスがとても強く使われる理由になっていると考えられます。
エイトロックスの弱点
この1vs1の強さにとても定評のあるエイトロックスですが、弱点はやはり存在します。それは「試合時間が延びると弱い」という点です。 というのも、エイトロックスの基礎体力は610と全チャンピオンの中で7番目に高いステータスです。しかし、その体力はレベルアップしても80とメレーのチャンピオンでは低く、レベル18では基礎体力で1940と全チャンピオンで21番目に低い(メレーではそれ以下が これらの5体のみ)等、エイトロックスは基礎ステータスの伸びが悪く、アイテムのビルドもADにせざるを得ない為、終盤に弱い性能になっています。(等のLSアイテムを積むというビルドがありますが今回は割愛.)
まとめ
最後に一応弱点は書かせて頂きましたが、やはり「試合時間が短い」というメタですからリワーク後のエイトロックスは強いと言えるでしょう。今後のパッチでナーフが入るとは思いますが、この新エイトロックスが8.13パッチではBANorPickレベルまで登り詰めていることから、レッドサイドでのドラフトは等のチャンピオンからどれをBANするのか?それとも空けるのか?等が注目のポイントとなりそうです。