8.11で登場したIEによってADCはどう変わるのか
前回のERについての考察記事に引き続き、今回もADCで大きな変更が加えられた
インフィニティ・エッジ(通称IE)
について考えていきたいと思います。
旧IEと新IEの違い
- 価格が3400G→3700Gへ
- 物理攻撃力が70→80へ
- [削除]クリティカル率+20%
- [削除]クリティカル時の追加ダメージが1.5倍に
- [追加]クリティカル率が倍に
- [追加]自動効果(重複不可):クリティカル時に15%が確定ダメージへ変換される
このパッチによってIEが大きく変わったことと言えば
1つ目:ジール系アイテムへの影響
今回のアップデートにより、IEの「クリティカル率を倍に」という効果から、ジール系アイテムが1つで済むようになりました。しかし、それを活かすためには、ジール系アイテムでクリティカル率を得る必要が出てきました。
今までのクリティカルビルドを選択していたADCはビルドに2つのルートが存在していました。
1:もしくは→ジール派生アイテム→にする
2:レーンで大きく勝ったのであればにラッシュすることでダメージを追加する
しかし、IEのパッシブ変更により、2つ目のルートが取れなくなったことに加え、ジールも1300Gに値上がりしたことから、クリティカルビルドにする場合は、ファーストリコールで1300G+αが必須になってしまいました。(ダガー等のみであればその限りではありませんが、1300G以上なければADは上がりません)
つまり、最初にコケてしまうととてもビルドが進まないというとても辛い状況になってしまいます。
2つ目:ダメージの出し方への影響
新IEではクリティカル時に「追加ダメージを増やす」のではなく、「ダメージの15%を確定ダメージへと変換」という形になりました。一見強いようには見えますが、それは全く違います。
確定ダメージは、「防御力を無視し、数値上のダメージを与える」為、相手の防御力を下げてダメージを与える「脅威」とは全く違います。その為、タンクには効果はありますが、もしもタンクが居ないのであれば、旧IEの方が(厳密には間違っているのですが)追加ダメージを1.5倍しているためその方がダメージを与えることが出来ます。
そのため、「タンク向け」のアイテムになってしまうのです。
個人的なまとめ
- クリティカルビルドは現環境辛い以外何物でもない。
- 安くなった王剣や、エッセンスリーバービルドを取るチャンピオンのほうが強くない?
一応プロビルドではケイトリンがストームレイザーで試されてはいるけど、どうなることやら・・・?